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建築  雑コラム 57

Architecture         The s   Column    


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宮城、福島、新潟、山形


最初は伊東豊雄が設計した仙台メディアパークです



伊東豊雄  (1941年〜)    (2024.8.20)



仙台メディアテーク (2000年)      (2024.8.21)


   
   前面ガラスのファサードで階高はそれぞれ異なっています      (2024.8.22)


      
      前面道路はケヤキの植栽がありガラスに反射されて写っています    (2024.8.23)


        
        前面南面と西面はガラスではなく壁面でその前に避難用のデッキと日よけスクリーンがあります
         (2024.8.24)


          
          西面避難用デッキから階段が下りています、北面はガラスの部分と壁面部分があります  (2024.8.25)


              
              一階 天井高6mの多目的ホール  13本の鉄骨独立シャフトが梁のないフラットスラブを支えています
               

耐震も地下部分で免震構造となっています  (2024.8.26)


                  
                  鉄骨独立シャフト 丸パイプが組み合わせて構成されています
                  エレベーターがあるシャフトや、階段があるシャフトなど垂直方向の要素がシャフト内にまとめられています
                  (2024.8.27)
 

                    
                    2階会議室フロアーロビー     (2024.8.28) 


                      
                      6階ギャラリーフロア 天井高4.2m   5階もギャラリーフロアーになっていますが天井高3.3mになっています
                       (2024.8.29)


                         (202
                         2階、3階、4階は図書館になっています     (2024.8.30)



図書館中二階部分の読書コーナー    (2024.8.31)


      
      7階スタジオフロアー     (2024.9.1)


次は象設計集団が設計したPL仙台中央協会です


  
樋口裕康 (1939年〜)   (2024.9.2)


             
             富田玲子 (1938年〜) 



大竹康市 (1938年〜1983年)    (2024.9.3)



PL仙台中央協会 両端コーナーが丸められていて 中央の二本の円柱が象徴的です    (2024.9.4)


    
    丸められたコーナー    (2024.9.5)


          
          エントランス見上げ    (2024.9.6)


             
             ホール てんじょうもRアール    (2024.9.7)


                  
                  ホール左面     (2024.9.8)


次は仙台城跡です



仙台城跡     (2024.9.10)


            
            観光名所の伊達政宗の騎馬像      (2024.9.11)


                 
                 仙台城跡は高台の上にあって仙台市の街並みが一望できる       (2024.9.12)


次は伊達政宗港が眠る瑞鳳殿です



瑞宝殿門        (2024.9.13)


       
       正面 かなり豪華に創られています      (2024.9.14)


           
           霊屋門       (2024.9.15)


              
              日光の東照宮を思い出す豪華な装飾 派手好きな伊達政宗の霊屋らしい     (2024.9.16


                   
                   感仙殿  二代藩主伊達忠宗公の霊屋     (2024.9.17)


                      
                      伊達政宗河の霊屋ほどではないが麗美な装飾です     (2024.9.18)


次は松島へ行きます



松島の風景          (2024.9.19)


      
    橋を渡って福浦島にわたる事が出来ます          (2024.9.20)


         
        正宗が再建した五大堂            (2024.9.21)


            
            月見洋の御殿観潤亭・伊達家のゆかりの資料を展示した松島博物館となっています  (2024.9.22)


                 
                 庭のきれいな円通院          (2024.9.23)


                     
                     茶席の待合もあります         (2024.9.24)


                       
                       正宗の孫光宗を菩提する三彗殿        (2024.9.25) 


                          
                           本堂 大悲亭          (2024.9.26)
 


瑞厳寺入口門       (2024.9.27)


       
       伊達政宗が送検し伊達家の菩提寺 瑞厳寺 本堂        (2024.9.28)


           
           本堂左          (2024.9.29)


               
               三段に繊細に加工された軒裏の詳細          (2024.9.30)


                   
                   ディテールのきれいな火灯窓         (2024.10.1)


                      
                      豪華絢爛な仏間           (2024.10.2)


                        
                      仏間の左隣にある文王間 正宗の部屋と思われる後ろの火灯窓は避難用に作られていた  (2024.10.3)



次は福島県 会津の鶴ヶ城です



鶴ヶ城  (2024.10.4)


     
    六層の屋根の水平ラインが印象的です 屋根瓦は赤瓦です  (2024.10.5)


         
        妻方向から見上げた立面    (2024.10.6)


           
           最上階から白虎隊の最後の地飯盛山方向を見る   (2024.10.7)


敷地内には千利休の弟子少庵が建てた麟閣(りんかく)があります



麟閣入口の門 庇の出の大きなどっしりした門です   (2024.10.8)


     
     寄付      (2024.10.9)


         
         麟閣      撞木(しゅもく)造り形式の茅葺屋根   (2024.10.10)


                     


             
             躙り口   (2024.10.11)


                
                手前座    (2024.10.12)


                   
                    床の間    (2024.10.13)


             
            六畳の鎖の間    (2024.10.14)


次は白虎隊の最後の地飯盛山にありますす、会津さざえ堂です



国重要文化財 会津さざえ堂      (2024.10.15)


    
    反対側から見る      

二重螺旋のスロープの構造になっている建物です    (2024.10.16)


        
        正面から      (2024.10.17)


            
            豪華絢爛な彫り物がしてあります、また桃山文化風の屋根も手間のかかった作りです
             (2024.10.18)


                
                内部スロープには西国三十三観音像が安置されスロープを上り下りすると三十三観音お参りした事になります
                (2024.10.19)


                   
                   最上部は橋になっていて橋を渡ると下りのスロープになります     (2024.10.20)


                        
                        最上部の天井も豪華です       (2024.10.21)


                              
                            下りスロープ       (2024.10.22)


次は江戸時代の街道が残る国選定重要伝統的建造物群保存地区の 大内宿です 



大内宿    藁ぶき屋根が続きます    (2024.10.23)


     
     寄棟の藁ぶき屋根です 現在も住んで生活されているようです     (2024.10.24)


         
         二階建ての家もあります        (2024.10.25)


              
              蔵もありました 屋根は浮いている様で置き屋根だと思います     (2024.10.26)


                
                こちらの蔵は藁ぶき屋根で、こちらの方が降るそうで景観にあっています     (2024.10.27)
 次は新潟市にあります槙文彦が設計した朱鷺メッセです


 
槙文彦  (1928年〜2024年)             (2024.10.28)



朱鷺メッセ     槙さんらしいすっきりしたデザインです     (2024.10.29)


     
     反対側のエレべ^ーション         (2024.10.30)


         
          妻部分のエレベーション        (2024.10.31)


           
           塔部エレベーション       (2024.11.1)


              
              妻部詳細         (2024.11.2)


                
                屋根と縁の切れた外壁詳細          (2024.11.3)


                   
                  最上階ホール           (2024.11.4)



実はこの建物渡り廊下が落下する事故が起こり施主の新潟県から訴訟が怒りました



渡り廊下 廊下全体がトラス構造になって謝罪のワイヤーで床を吊っています        (2024.11.5)


         
        事故の写真 斜材が外れています


この渡り廊下は斜材で床を吊っている特殊な構造でデザインされていますが


この構造を現実化するには正確な施工監理が必要ですがどうもこの施工監理に問題があったと私は思います


地方の建築によくあるのですが政治的に地元還元が重視されます


この建物は新潟県>協同組合>地元の設計事務所>槇総合計画>構造設計事務所SDGと言う体制になっています


本来ならば新潟県>槇総合計画>構造設計事務所SDと言う体制になりますこの体制ならばたぶんこんな事故は起こらなかったでしょう


また工事費も協同組合、地元の設計事務所分約工事費の10%くらいは安くできたでしょう


訴訟の結果構造設計ミスはなく施工部分に問題があったようです、最終的に原因不明で終わっているようです


写真から私が疑う項目は 斜材の溶接不良、斜材端部アンカー不良、仮設支持をジャッキダウンする手順ミス を疑います


本来なら構造事務所監理立ち合いの上全て施工されるべきところですが、なんとこの建物の施工監理体制から構造設計事務所が外されています


この事故を反省し 政治がらみの地方建築の地元還元体制を考え直して、本来の体制に近づけたらと思います。   (2024.11.6) 


次は長谷川逸子設計の新潟市民芸術文化会館です


 
長谷川逸子  (1941年〜)           (2024.11.7)


      
      新潟市民芸術文化会館  (1998年)  楕円の建物です      (2024.11.8)


          
          航空写真を見ると建物の構成が良くわかります 楕円の本館と丸い空中庭園が建物の周りにあって
          それらを結ぶ空中回廊があります        (2024.11.9)


              
              一階ロビー         (2024.11.10)