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建築  雑コラム 56

Architecture         The s   Column    


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岩手  宮城

最初は岩手県二戸郡一戸庁にあります 仙田満さんが設計した御所野縄文博物館です


 
  仙田 満 (1941年〜)         (2024.5.25)



御所野縄文博物館


東北 北海道には 縄文時代の遺跡が多くここもその一つです   (2024.5.26)


エントランスが川を渡る屋根のかかった橋になっています


    
    正面        (2024.5.27)


       
       緩やかに湾曲した側面 吊り橋になっていて構造的にもとても面白い形態です     (2024.5.28)


           
           正面細部 結構太い材料が使われていて縄文を感じます     (2024.5.29)


                
                屋根付きは橋のところどころガラス面になっていて景色も見えますし、採光にもなっています    (2024.5.30)



                  
                  遺跡は広大なスペースに高床式の建物を中心に草の生えた屋根の竪穴式住居が数棟あります


この御所野縄文遺跡は5000年〜4200年前の豊かな森で狩猟や採集、漁労を中心とした生活を営んでいた拠点集落です
   (2024.5.31)




掘建て柱 高床式の建物        (2024.6.1)


    
    屋根に土を載せ草の生えた竪穴式住居   弥生時代の竪穴式住居とは違います   (2024.6.2)


       
        御所野縄文博物館本館        (2024.6.3)


         
         本館平面図  とても変わった形をしています      (2024.6.4)


              
             内部  鉄筋コンクリート造です         (2024.6.5) 


次は御所野縄文博物館の近くにあります安藤忠雄設計の一戸南小学校です



安藤忠雄 (1941年〜)        (2024.6.6)




一戸南小学校         (2024.6.7)


    
    道路より        (2024.6.8)


        
        背面      (2024.6.9)



           
           前面      (2024.6.10)


             
             安藤さんの打放の校舎にR の屋根を載せ出の大きな庇をV字の柱で支えたデザインです  (2024.6.11)



次は谷口吉生の設計のANAクラウンプラザリゾート安比高原(1985年)です



     
     谷口吉生  (1937年〜)      (2024.6.12)
 


ANAクラウンプラザリゾート安比高原(1985年)    (2024.6.13)


       
      黄色いタイルのストライプのデザインで この高層棟と隣に中層棟が2棟あります  (2024.6.14)


          
          中層棟    (2024.6.15)


                   
                  全てフラットに納まった外壁    (2024.6.17)



広い空間の客室     (2024.6.18)


        
        黄色い陶器製のドアノブ    (2024.6.19)



             
             バストイレは一般的なユニットバスでした
             屋外に露天風呂のある温泉があってホテルのバスで行くことができます
             風呂はそちらがメインとなりますからユニットバスはこれで良いのかもしれません  (2024.6.20)


                
               ユニットバスの隣に専用のシャワールームがあります   (2024.6.21)



次は盛岡市のもりおか歴史文化会館で設計は菊竹清則です



菊竹清則 (1928年〜2011年)  (2024.6.22)



もりおか歴史文化会館     最初は岩手県立図書館(1967年)として使われていましたが、

2011年に増改築し歴史文化会館として生まれ変わりました  (2024.6.23)


     
     屋根は逆バリになっている様で特徴的です  (2024.6.24)


        
        柱間にはめ込まれたようにデザインされている 菊竹さんらしい  (2024.6.25)



次は圓堂政嘉設計の三田商店本社(1968年)です



圓堂政嘉 (1920年〜1994年)   (2024.6.26)


    
    三田商店本店 (1968年)   (2024.6.27)


                           
                           一階のアーチのっかった打放の柱梁の上にレンガタイルのボックスを載せたデザイン  (2024.6.28)



コーナー部デザイン 圓堂桟はディテールのうまい建築家です  (2024.6.29)


次はこの近くにあります同じく圓堂政嘉設計の北日本銀行本店(1959年)です



北日本銀行本店(1959年)  築65年経っていますがきっちり知多モダニズムのデザインであまり古く感じませんでした 
(2024.6.30)



    
    ファサードの列柱  (2024.7.1)


       
       湾スパン間のデザイン   (2024.7.2)


            
            上部  (2024.7.3)


                
                側面から見ると変な塔が建っています  (2024.7.4)



次は佐藤武夫設計の岩手県民会館(1973年)です



佐藤武夫 (1899年〜1972年)    (2024.7.5)



岩手県民会館  (1973年)        (2024.7.6)


    
    エントランスを正面から見る        (2024.7.7)



       
       佐藤武夫らしいレンガのどっしりしたプロポーションです   (2024.7.8)


            
            エントランスがなぜか二つになっています    (2024.7.9)


                  
                  裏からのエントランス    (2024.7.4)10


                    
                    上部納まり 庇を出して納めています    (2024.7.11)


                   
                   下部納まり        (2024.7.12)



       
       大ホール      (2024.7.13)


次は丹下健三設計のあいおいニッセイ同和損保ビルです



丹下健三(1913〜2005)    (2024.7.14)



あいおいニッセイ同和損保ビル  (1999年)    (2024.7.15)


      
      一階駐車場スペース    (2024.7.16)


        
        エントランスとファサード

ほとんど普通のビルです     (2024.7.17)

次は丹下さんのお弟子さん古市徹雄が設計した花巻市総合体育館です


古市徹雄 (1948年〜2019年)   (2024.7.18)




花巻市総合体育館 (1997年)   (2024.7.19)


  
   Vの字の置くガラス張り部分がエントランス     (2024.7.20)


     
     波打った屋根 ワイヤーのテンションを多く使ったデザインです     (2024.7.21)


       
       エントランス内側より  大胆なガラスのデザインでさすが丹下健三の事務所でチーフをされていた技量がうかがえます
          (2024.7.22)


          
          下がり天井 コンクリートの天井が吊ってあります 落ちてきそうで怖さを感じました  (2024.7.23)


              
              体育館内部 ワイヤーの弓型逆ボールトで軽やかに屋根を吊っています  (2024.7.24)


                 
                 柱上部詳細  細い部材ですっきりしています


力量がすごく構造的にこれでもかと訴えてきますが、 空間から伝わってくる思いが私には伝わってきませんでした。(2024.7.25) 



次も同じく古市徹雄の設計の宮沢賢治イーハートプ館(1992年)



アプローチは高い位置より谷に降りていく階段の隣に水盤があります   (2024.7.26)


     
     水盤  (2024.7.27)


       
       RC打放の建物です  (2024.7.28)


          
          入口の壁に宮澤賢治の影がデザインで  (2024.7.29)



              
              展示室   (2024.7.30)


                 
                 展示室反対側から  (2024.7.31)



                   
                   ホール   (2024.8.1)



段板が壁からキャンティーで指示されている階段  (2024.8.2)



     
     詳細  とてもきれいにそして薄く見えるようにまた構造的な良く考えられたディテールです 手すりのデザインもりk理です
       (2024.8.3)


平泉にあります国指定史跡の達谷窟毘沙門堂は、延暦20年征夷大将軍坂上田村麻呂公の創建以来、

一千二百余年の歴史を誇る護国の精舎で、その祭事を執行する別當の達谷西光寺は、翌延暦21年奥真上人によって開かれました。

みちのくを代表する古刹であり「達谷窟」として、国史跡に指定されております。



達谷西光寺入口 なぜか鳥居?   (2024.8.4)



達谷西光寺  岩にへばりついた建物です   (2024.8.5)




半分くらい岩の中に掘り込まれている 


1200年前にこの地の蝦夷を平定する目的に征夷大将軍となった坂上田村麿公が平定は毘沙門天のご加護と

京の清水寺を奈良って建てたとされています。   (2024.8.6)



次は中尊寺です


まずは月見坂と言われる長い参道を登っていきます



月見坂   (2024.8.7)


    
    本堂  本尊は丈六の釈迦如来像です  (2024.8.8)


       
       金色堂   (2024.8.9)


          
         鉄筋コンクリートの堂によって1124年に上棟された木造に金箔を施した金色堂を覆って建てられました (2024.8.10)


             
             阿弥陀如来像  


中央に奥州藤原氏の初代清衡、向かって左の壇に二代基衡、右の壇に三代秀衡の御遺体と四代泰衡の首級が安置されています
(2024.8.11)


               
               経堂   (2024.8.12)


                 
                 能楽殿     (2024.8.13)   


最後に毛超寺に行きます



 毛超寺   (2024.8.14)


      
      平安時代の寝殿造りの建物と浄土庭園と言う事ですがかなり広くその当時のスケール感を感じることができます
       (2024.8.15)


       
       大きな池    (2024.8.16) 


          
         川     (2024.8.17)


            
            曲水の宴の川    (2024.8.18)


               
               金付き堂    (2024.8.19)



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