建築 雑コラム 53
Architecture The s Column
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北海道2
富良野のファーム冨田ですラベンダーの花が見事なファームですが、すこし時期が早かったようで一部のラベンダーしか咲いていませんでした。
ファーム冨田エントランス (23.5.22)
ラベンダー畑 (23.5.23)
多分五十嵐淳の設計した見晴らし台の階段 (23.5.24)
五十嵐淳 (1970年〜) (23.5.25)
手すりもわずかなカーブが付いている (23.5.26)
カウンターもこだわりがありまあす (23.5.27)
次は景色のきれいな美瑛に建つ内藤廣が設計したレストラン ビブレです
広大なよくテレビや映画で見る美瑛の風景 (23.5.28)
内藤廣 (1950年〜) (23.5.29)
レストラン ビブレ (2014年)
レストラン棟と宿泊棟がありこの写真正面がレストラン棟で左に別棟の宿泊棟があります (23.5.30)
レストラン棟エントランス 入口は正面ではなく左に回り込んだ所にある (23.5.31)
レストラン棟入口 外壁はGLカラー鋼板立平葺き (23.6.1)
レストラン棟 正面 片流れのシンプルなデザインです (23.6.2)
左外壁の足元少し浮かしているところがにくいですね1 (23.6.3)
同じようなデザインでまとめられた宿泊棟 (23.6.4)
5室しかないようだ (23.6.5)
宿泊棟裏側外部廊下で各部屋の入り口がある 冬は寒そうだ! (23.6.6)
レストラン入口 (23.6.7)
玄関ホールに暖炉がありますまたここにパンの販売コーナーがあります (23.6.8)
レストラン内部 景色の眺めの良いレストランです (23.6.9)
次は占冠村のトマム・ザ・タワーです設計は観光企画設計社です
トマム・ザ・タワー (タワーT1987年、タワーU1989年) (23.6.10)
北海道の観光写真にいつも出ているホテルですが、当初のアルファリゾートトマムが運営していましたが、現在は星野リゾートが運営しています。
あまりに広いので食事や、浴室への移動はリムジンバスを利用して移動します 何処も行列して待ち時間があり
大切にされていません。
私は値段に見合うゆったり感と贅沢感があれば良かったと思いました (23.6.11)
部屋からの眺めは良かった (23.6.12)
部屋はへの字に変形していてリビングコーナーとベッドコーナーがあります (23.6.13)
ここの敷地内に安藤忠雄の水の教会があります 宿泊客のみ夜間に見学時間があります
このためにここで宿泊しました。 水の教会は昼のスケジュールいっぱいと言っていました
結婚式に出席する人の多くがここに泊まることになります、そんなあ客が多くいました。
水の教会 アプローチ (23.6.14)
安藤忠雄 (1941年〜) (23.6.15)
安藤さんらしくアプローチを遠回りにして劇的な演出空間を通ってメインの空間に導きます
2階上部より一階へ (23.6.16)
教会正面 池の中に十字架がライトアップされています (23.6.17)
池そしてその奥の森 (23.6.18)
帰りのコースにも一工夫された空間が (23.6.19)
昼の写真も付けておきます
昼の教会 (23.6.20)
昼外部から見る (23.6.21)
次は帯広市にあります象設計集団の設計の森の交流館・十勝です
象設計集団は1971年に吉坂隆正のU研究室に勤めていた大竹康市と樋口裕康、冨田玲子を中心に作られた集団で創って行く
スタイルの先がけとなった事務所です
樋口裕康 (1939年〜) (23.6.22)
富田玲子 (1938年〜)
大竹康市 (1938年〜1983年) (23.6.23)
森の交流館・十勝 (1996年) (23.6.24)
玄関右側エレベーション (23.6.25)
玄関左側エレベーション (23.6.26)
右側面エレベーション (23.6.27)
右面詳細 (23.6.28)
右側面詳細 (23.6.29)
右側面全体像 (23.6.30)
このエレベーションは象らしい鋭角のでこぼこのあるスタイルですが、
私は鋭角のトゲのあるデザインは好きではないので理解はしますが好きではありません
内部
玄関を入ると大きな植物園のような空間に突然入る、外部からは想像できない空間でびっくりする (23.7.1)
木造で大きな空間を作る面白さがあります (23.7.2)
大きな空間を廻るように通路があります (23.7.3)
植物園のような大空間 森を意識したのだろう (23.7.4)
大空間一部鉄骨トラス梁が見えます残念! なぜ木で徹底的にやれないのだろう? (23.7.5)
象らしい椅子 (23.7.6)
手すり
象のデザインボキャブラリーは受け継がれているのだが那覇市庁舎、宮代進修館、笠原小学校あたりにボキャブラリーが完成されてそれ以降
進化していないと感じるのは私だけであろうか? (23.7.7)
体育館のような部屋 全く異質なデザインです? (23.7.8)
三角らんまの部屋
集団でデザインを決定していくスタイルなのだろうが、統一感のないのが気になりました (23.7.9)
この建物は大きな自然の残る公園に建っていますがすぐ隣には国際交流機構JAIKAの建物があって全くデザインが違います
国際交流機構JAIKAの建物
どちらが悪いわけでもありませんが これ少しおかしいな!と思いました (23.7.10)
帯広には象設計集団の建築が多くあります次はひかり幼稚園です
ひかり幼稚園
カラフルな色使いであちこち飛び跳ねています (23.7.11)
前の切り妻の小屋も一緒だと思われるが全然違うデザインが私は気になりますが? (23.7.12)
こちらから見ると単純な片流れで先端にRのトップライトと背びれのような壁(これなんだろう?) (23.7.13)
取ってつけたような前の小屋が気になります (23.7.14)
Rのトップライトと多分バルコニー?
一生懸命デザインされている足跡は分かりますが、私としてはもう少し分かり易い統一感がほしいト思いました。
(23.7.15)
同じく象設計集団の設計で帯広市内にあります ますやパン 麦音店 (2009年) です
広大な敷地の中にパン屋の建物があって周りは公園の様です
ランドスケープは高野ランドスケーププランニングの設計です (23.7.16)
建物を円形のフェンスで囲んだレーアウトで公園の中に円形の花壇と合わせてレーアウトされています
白い風車がアクセントになっています (23.7.17)
玄関 (23.7.18)
杉板の木フェンスで丸く囲われています (23.7.19)
裏側 (23.7.20)
丸いフェンスを取るとどの様な建物が見えるのかな? (23.7.21)
フェンスの高さはこれがちょうどよい高さと思われる (23.7.22)
裏方の醜い部分もう少しうまく隠せなかっただろうか? (23.7.23)
ここもフェンスの裏だ私は気になりますが (23.7.24)
フェンス詳細 杉板をCチャン胴縁に釘止めした納まり (23.7.25)
パン屋三店舗内 (23.7.26)
内部食事スペースからベランダ部分を望む (23.7.27)
ベランダ部分 開放的で気持ちのやいスペースでした (23.7.28)
ベランダから外部庭を望む
外部と良く一体化され建物でうまくまとめられた建物でしたが象設計集団の建物らしさはあまり感じない建物でした
(23.7.29)
次も象設計集団で帯広にあります十勝ビールです
十勝ビール パブ
どうも閉店しているようだ (23.7.30)
ごく一般的なビルで象設計集団らしくない建物です (23.7.31)
次も象設計集団の設計で帯広市にあります北海道ホテル(1995年)です
北海道ホテル (1995年)
自然豊かな敷地に融合したホテルです (23.8.1)
柱の上に鳥の置物は名護市役所のシーサーを思い出させます
私は何かうるさく感じますが皆さんはいかがでしょうか? (23.8.2)
外壁のタイル模様も凝っています (23.8.3)
鳥の置物 鷲かな? (23.8.4)
二つの棟の接点に丸い庇を設けたエントランス (23.8.5
ホール内部天井も凝っています (23.8.6)
ロビー正面に自然豊かな庭園が見えます このアングルは気に入りました。 (23.8.7)
ロビー内壁も外壁同様のタイル模様が (23.8.8)
ホテル室内 (23.8.9)
ベランダ サウナを売りにしたホテルの様でベランダで杜を見ながら体を冷やすスペース (23.8.10)
朝食の食堂スペース 森との一体化を狙ったスペースなのだが丸く赤い柱h一体化を邪魔しているように感じました
(23.8.11)
しかし森を見ながらの朝食は良かったと思います (23.8.12)
次は 黒川紀章が 1997年に設計したとかち帯広空港ターミナルビルでっす
とかち帯広空港ターミナルビル(1997年) (23.8.13)
黒川紀章81934年〜2007年9 (23.8.14)
とかち帯広空港ターミナルビル(1997年) (23.8.15)
次はとかち帯広空港の近くにあります六花亭アートビレッジです
六花亭アートビレッジ
自然豊かな森の中に子民家風のこの地に縁の深い作家の展示美術館になっています。 (23.8.16)
小泉淳作美術館 (23.8.17)
自然豊かな森の中にあります (23.8.18)
森の中には川も流れています (23.8.19)
真野正美作品館 (23.8.20)
安西水丸作品館 (23.8.21)
小川游作作品館
とても豊かな施設で六花亭の文化に対する思いが伝わってきます。 (23.8.22)
次は観光で十勝ワインのワイン城です
ワイン城 (23.8.23)
次は帯広美術館
帯広美術館
残念ですが、休刊日でした。 設計は北海道の設計事務所 アトリエAKU です (23.8.24)
エントランス (23.8.25)
左方向
きっちりとまとめられたデザインで、力量を感じます。 (23.8.26)
阿寒湖にも寄りました
阿寒湖 (23.8.27)
摩周湖にもよりました
摩周湖 (23.8.28)
霧が少しかかる摩周湖です (23.8.29)
摩周湖から釧路に向かう途中に釧路湿原展望台があります 設計は毛綱毅曠 (もづな きこう) (1941年〜2001年)
釧路湿原展望台(1984年) (23.8.30)
毛綱毅曠 (もづな きこう) (1941年〜2001年) (23.8.31)
正面 角部に入り口がある
毛綱毅曠の作品は初めて見るがかなり密度が高そうだ (23.9.1)
内部 曲線だらけで構成されている (23.9.2)
天井見上げ
思っていたより良くまとまって彼の世界観が良く出ていました (23.9.3)
屋上展望台より釧路湿原を望む (23.9.4)
次は象設計集団の北海道道立釧路芸術館ですが休日で入場できませんでしたので外部のみ屯ります
釧路芸術館 (1998年) (23.9.5)
裏面 (23.9.6)
側面に中央吹き抜け空間の端部か?
象設計集団の作品としてはおとなしい作品です、北海道ホテルと共通する所もあります。 (23.9.7)
次は釧路生まれの前出の毛綱毅曠 (もづな きこう) (1941年〜2001年)が母親のために建てた住宅 反住器
反住器 (1972年) 立方体の入れ子で構成された作品でメンテランスされているのか意外にきれいな状態でした
(23.9.8)
空間的にはかなりの実験要素が伝わってきます
エネルギーを十分つぎ込んだ作品でこの住宅をこのんです廻れたお母様の話を思いうかべました (23.9.9)
トップライトと入子の更生がうかがえます (23.9.10)
玄関 毛綱毅曠建築事務所の看板が付いています (23.9.11)
裏面 (23.9.12)
外壁ちゅおうは昔ガレージあってシャッターがあったようです (23.9.13)
次は同じく毛綱毅曠 (もづな きこう) (1941年〜2001年)が設計した釧路フィッシャーマンズワーフです
釧路フィッシャーマンズワーフ (1989年)
奥の方が商業施設の建物で手前のガラス屋根部分は植物園の温室です (23.9.14)
いろんな要素が重ねられていて この時代のモダニズム建築とは違ったものを作ろうとポストモダン建築がはやった時代を思い浮かべます
(23.9.15)
温室部分 かなり洗練されたディテールで感心しました (23.9.16)
温室内部 (23.9.17)
冬の寒い北海道での温室は特別な憩いの場所になるのでしょうね! (23.9.18)
スチール階段ですが段板は木でなごみます、ディテール、勾配も良く考えられていて
私が考えていたよりもはるかに完成度の高い技量と才能を持った建築家であったと再認識しました (23.9.19)
商業棟は中央に通路を設け左右に店舗が並ぶ構成です
スーパーマーケットの様に成るのではなく、昔からある市場の様な要素の残る床が気に入りました (23.9.20)
中央通路に2か所縦方向に抜けた空間があってスロープとエレベーターが建ての動線を担っています
またこの建ての空間がアクセントのなっています (23.9.21)
建ての空間の上部から河口に近い釧路川の風景が見えます (23.9.22)
次も毛綱毅曠 (もづな きこう) の作品で釧路市立博物館(1984年)です
釧路市立博物館 (1984年)
竣工は釧路湿原展望台と同じ1984年で毛綱毅曠43歳の作品です、彼の才能とこんな大きな建物を彼に任せる地元の寛大さに感服します
博物館の前もかなりの広場がありアプローチも楽しめます (23.9.23)
これは何なんだろう?思いながら近ずいていきます (23.9.24)
左右対称です 奥の段々の擁壁のような壁が曲がって切断面が格子となっています
またこの擁壁壁の前に前方から段々の壁があってまた断面が格子になっていてこの段々は前に来ると広がって円形になっていきます
中央は上部が円形のモニュメンタルなシンボリックな部分があります (23.9.25)
右部前方から (23.9.26)
中央部右からエントランス 博物館の標識も入り口の表示もない? 少し狭く暗いイメージがしました (23.9.27)
右側を見る 入口らしいデザインで上部に釧路市埋蔵文化材調査センターの表示がある
この建物はいろんなパーツを組み合わせたデザインで構成されているのが良くわかりますが、これをまとめ切っていることに感心します
(23.9.28)
内部 (23.9.29)
二重螺旋の階段部があってこのスぺ^管垂直方向の吹き抜け空間となっています (23.9.30)
階段のディテールも破綻なくしっかり納まっています (23.10.1)
格子窓部分を室内から見る
外部から見た形態と内部空間の連携はあまり感じませんでしたが破綻なくよくまとめられていて作者の技量と才能を感じました
これで今回の北海道の旅を終わります
(23.10.2)
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